辻村麻乃句集の第2句集「るん」(俳句アトラス)は、
薪能トンカトンカと舞ひにけり
の、深刻さを外すことのできる目で人事を捉えた句に、平明ながら厚みが感じられる。
帰りたいと繰り返す母冬夕焼
初鏡幼女うつとり髪梳きて
執筆者:関 悦史
辻村麻乃句集の第2句集「るん」(俳句アトラス)は、
薪能トンカトンカと舞ひにけり
の、深刻さを外すことのできる目で人事を捉えた句に、平明ながら厚みが感じられる。
帰りたいと繰り返す母冬夕焼
初鏡幼女うつとり髪梳きて
執筆者:関 悦史