石井稔句集『顔の原型』が毎日新聞で紹介されました!

アボカドのちやうど食べ頃文化の日

石井 稔

 

皮が全体的に黒くなり、持ったときの感触がやわらかい。

これがアボガドの食べころだが、その食べごろのようになるのが文化というものだ、と今日の句。

句集『顔の原型』(俳句アトラス)から。

作者は1958年生まれ、千葉県佐倉市に住む。

「鉛筆は木の音十一月の音」も稔さん。

この「十一月の音」にもボクは豊かな文化を感じる。

 

 

「毎日新聞」2024・11・2「季語刻々」坪内稔典

 

 

 

伊藤強一句集『枯野』が読売新聞で紹介されました!

風呂吹きの具合はかりし串の穴
伊藤 強一(いとう・きょういち)

 

大根の食べ方はいろいろ。
なかでもあっさりしているのが風呂吹きだろうか。
水と昆布だけで煮る簡単な料理だが、それだけに見えないところに気を使う。
この句、煮え加減をみるために刺した串の穴が残っている。
句集『枯野』から。

 

読売新聞2024・11・27 「四季」長谷川櫂

 

 

俳人協会~新鋭俳句賞、新鋭評論賞発表

 俳人協会

《第8回新鋭俳句賞》

【正賞】  庄田 ひろふみ 「士篤恒」

【準賞】  藤井 万里 「画鋲」

《第11回新鋭評論賞》

【正賞】  庄田 ひろふみ「俳句認知における切字の役割」

 

〈選考日〉2024年11月1日

 

 

林誠司『俳句再考』俳句エッセイ集

著 書:俳句再考(はいくさいこう)

著 者:林 誠司(はやし・せいじ)

 

 

 

俳句に迷っている人のための俳句エッセイ集

芭蕉は俳句は〝自由な文学″と言った。芭蕉、蕪村、子規…、先人たちが作り上げた俳句を大きな文学として考え直したい。

 

林誠司は歩く人である。

即ち考える人である。

揺るぎのない芭蕉への思い、俳句への想い。

緩急の効いた文章は時に辛辣であるが心地よくもある。

-ふけ としこ-

 

〈目 次〉

第一章 俳句とは何か

第二章 俳句の諸問題

第三章 自己流俳句観、俳句史観

第四章 近現代俳句考察

第五章 俳句の鑑賞について

第六章 俳句と人生

 

芭蕉の時代から三百年以上、正岡子規の時代から百年以上経っている。が、現代俳句がより自由で大きな文芸になっているかと考えると心許ない。何より気になるのは芭蕉が言ってもいないこと、子規や虚子が言ってもいないことが、あたかも彼らの教えのように伝統化、ルール化されていることだ。芭蕉も子規も俳句と大きく考えていた。我々も俳句を大きな文学として考えたい。その為にもう一度俳句の素朴な疑問を考えてみる必要がある。

「あとがき」より

 

ISBN978-4-909672-29-2  定価2,200円(税込)

 

【著者略歴】

東京都荒川区南千住生まれ、神奈川県横須賀市在住

1990年 25歳より作句

1991年 俳句結社「河」に入門、角川照子、角川春樹、吉田鴻司に師事、在籍時に角川春樹新人賞、河新人賞を受賞

2001年 第1句集『ブリッジ』(第25回俳人協会新人賞)

2012年 第2句集『退屈王』

2016年 俳句愛好誌「海光」を創刊し代表就任

俳句総合誌「俳句四季」編集長、「俳句界」編集長を計16年在職。

《現 在》

俳句愛好誌「海光」代表

俳句出版社「俳句アトラス」代表

俳人協会会員

杉並区(荻窪・西荻窪・高円寺)、豊島区池袋、台東区谷中、立川市等で俳句講座講師

よみうりカルチャ―町屋、よみうりカルチャー北千住で「おくのほそ道」講座講師

「おくのほそ道を読む会」(荻窪)代表

東海道・中山道を踏破、現在、おくのほそ道踏破に挑戦中

 

 

 

 

 

川越歌澄句集『キリンは森へ』が第4回俳句大学大賞準賞を受賞しました!

 

第4回俳句大学大賞準賞  川越歌澄句集『キリンは森へ』

 

〈選考委員〉

岡田耕治 (大阪教育大学特任教授・「香天」代表)

木暮陶句郎 (「ひろそ火」主宰)

五島高資 (俳句大学副学長)

斎藤信義 (「俳句寺子屋」主宰)

仲 寒蟬(「牧」代表)

永田満徳氏 (俳句大学学長)。

 

〈選評〉五島高資

文學の森主催の第1回「北斗賞」の選考委員として、川越歌澄を「俳句の骨法をきちんと踏まえた上で決して気負わず、しかも独自の世界が展開されている。」として強く推薦した。今回の『キリンは森へ』では、川越歌澄という個人的、さらには集合的無意識を介して、高い詩境の展開を見せている。

 

第4回俳句大学大賞 ↓

https://blog.goo.ne.jp/mitunori_n/e/121923deac76b491152cff8e50cfc2a8

 

 

ひまわり900号記念大会

 

渦の海わたるはうつつ梅雨山河  高井 北杜

遍路ゆく潮のかがやき背に負うて  高井 去私

神々の若かりし頃椎の花  西池 冬扇

咲ききって真白になりぬ夏椿  西池 みどり

 

【日 時】2022年6月12日(日)

【会 場】JRホテルクレメント徳島 

 

〇開会の言葉

〇ご挨拶  会長・西池冬扇 主宰・西池みどり

〇来賓祝辞 大阪俳人クラブ会長、「河内野」主宰 山下美典

      京都教育大学名誉教授、元「船団の会」代表 坪内稔典

      俳人協会関西支部長、「かつらぎ」主宰 森田純一郎

      「なると」主宰 福島せいぎ

〇祝電披露

〇花束贈呈

〇表彰

〇受賞者代表謝辞

〇感謝状贈呈

〇900号記念事業基金の報告と御礼 同人代表・西條千津

〇祝宴

〇祝舞 「寿 二人三番叟」 ふれあい座

〇乾杯 東京支部長 佐藤戸折

〇祝吟 「朗詠」 江坂支部長 平尾紅葉

〇万歳三唱  野路菊支部長 赤澤佳寿子

〇お披楽喜

 

松本余一『ふたつの部屋』が読売新聞で紹介されました!

 

別れても別れても三椏の花   松本 余一

 

 

枝が三つに分かれる、だからミツマタというのだとか。

春になると、分かれた枝の先に黄色い鞠のような花を咲かせる。

ミツマタの木全体も大きな黄色い鞠のように見える。

植物の末広がりの増殖。

句集『ふたつの部屋』から。

 

―「讀賣新聞」2022年3月22日 四季 執筆・長谷川 櫂-

 

第33回日本伝統俳句協会賞 決定!

 

33回 日本伝統俳句協会賞 「はつけよい」鈴木風虎(すずき・ふうこ)

昭和24年生まれ、東京都文京区在住。「ホトトギス」。

 

第33回 日本伝統俳句協会新人賞 「花恋し」宮内千早(みやうち・ちはや)

昭和47年生まれ、群馬県高崎市在住。

 

佳作1席 「神戸三十景」藤井啓子

佳作2席 「北大農場」音羽紅子

佳作3席 「一、二、三、四、五」多々羅初美

佳作4席 「看護師として」多々羅紀子

佳作5席 「浅草に四季」藤森荘吉

 

※応募総数 143編

※未発表作品30句

※新人賞は50歳以下

※選考委員 岩岡中正、今井千鶴子、大輪靖宏、木村享史、辻 桃子、安原 葉

◎授賞式 6月26日(日)15時~ 都市センターホテル(東京都千代田区平河町)