「香天」2019年4月号で渡邉美保句集『櫛買ひに』が特集されました。

〇句集『櫛買ひに』を読む       石井 冴

〇『櫛買ひに』渡辺美保第一句集より  玉記 玉

〇『櫛買ひに』~平明な中の深い思い  安田中彦

〇渡邉美保句集『櫛買ひに』一句随想  

  西田唯士 柴田 亨 谷川すみれ 森谷一成 三好つや子 中嶋飛鳥

〇『櫛買ひに』自選十五句       渡邉美保

〇『櫛買ひに』解説          岡田耕治

小林ひろみ☆絵語り絵の世界ー大暑・夏

東京都中央区銀座 STAGE銀座

 

 

菊地悠太句集『BARの椅子』の表紙絵を担当した、イラストレーター・小林ひろみ氏の個展が開催された。

 

【小林ひろみ☆絵語り絵の世界-大暑・夏】

 動物や母と子の愛らしい姿を描いたオイルパステル画作品展

〈日 時〉2019年7月29日(月)~8月3日(土) 

     12:00~20:00 最終日11:00~16:00

〈会 場〉東京都中央区銀座8-5 銀座ナイン1号館1F 電話03-3572-6495

     JR新橋駅銀座口徒歩2分 東京メトロ新橋駅徒歩1分

 

会場には菊地悠太句集『BARの椅子』や表紙絵となったイラストが飾られていた。

 

 

新谷壯夫句集『山懐』が毎日新聞で紹介されました!

葛切りの四条鍵善通り雨    新谷 壯夫

 

(くずきりの しじょうかぎぜん とおりあめ)

 

京都で葛切りと言えば鍵善、私も夏の間に何度か寄る。

今日の句、四条通の鍵善あたりを通り雨が過ぎた風景。

雨後、あたかも葛切りのような涼しさが漂ったのであろう。

句集「山懐」(俳句アトラス)から引いた。

「結論を迫る御仁にまあビール」も大阪府枚方市に住む壯夫さんの作。

ちなみに、京都は本日、祇園祭の山鉾巡行の日。

―毎日新聞平成31年7月18日 坪内稔典「季語刻々」―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坪内稔典代表「船団」散在

坪内稔典代表「船団」が2020年6月号(通巻125号)で「散在」することを発表。

 

2019年6月号「エンジンルーム」より抜粋

さて、船団の会は、あと一年間の活動によって完結する。一二五号を完結号とする予定である。

活動を完結させることについては、いろんな意見が会員の間にある。それは承知の上で、この際、船団の会の活動を終え、会員は散在する。『広辞苑』によると、「あちらこちらに散らばってあること」が散在だ。会員は団を解いて散らばる。これって、なんだか恰好がいいじゃないか。

もっとも、散在の具体的なかたちはまだ見えていない。船団の会としてはこれからの一年をかけて自分の活動の仕方、あるいは活動の拠点を模索してほしい。ただし、「船団」という名は使わないようにしたい。船団の会は完結するのだから。

実は、ちょっとわくわくしている。このような終わり方をするのは初めてだから。今までにも同人誌などの終わりに立ち会ったが、それは何かの理由で継続が困難になったのだった。今回はそうではない。ある意味で船団の会は今が絶好調なのだ。会員の個々の実力、活動も充実している。継続しようとすれば出来るのである。

だからこそ、あえて完結したい。完結させることで、もしかしたら新しく見えてくる何か。あるいは出現する何か。その何かにわくわくしたいから。

 

 

日本伝統俳句協会総会、日本伝統俳句協会賞・花鳥諷詠賞表彰式

受賞者記念撮影(前列右から二人目・稲畑汀子会長)

 

日時 令和元年6月9日(日)

会場 東京千代田区・都市センターホテル

 

日本伝統俳句協会(稲畑汀子会長)の総会および懇親会が開催された。

 

総会は13時半から6階601号室、懇親会は15時から5階オリオンの間にて開催。

 

懇親会では、

第30回日本伝統俳句協会賞

第31回花鳥諷詠賞

などの表彰も行われた。

 

懇親会次第    司会:稲畑廣太郎

〇会長挨拶 稲畑汀子

〇乾杯   岩岡中正

〇来賓紹介

〇表彰式

第30回日本伝統俳句協会賞 

協会賞「能登の揚げ浜塩田」 宮下末子

第一席「一歩二歩」 名木田純子
第二席「樹氷」 山本素竹
第四席「風の訪れ」 本郷桂子
第五席「遍路」 福家市子

第30回日本伝統俳句協会新人賞 「プリズム」小林含香

第31回花鳥諷詠賞 日下德一

〇当日句俳句大会発表

〇中締 大輪靖宏

〇謝辞 稲畑汀子

 

成瀨喜代句集『東路』が読売新聞で紹介されました!

灯台は女神のすがた春光る  成瀨 喜代(なるせ・きよ)

 

江の島ヨットハーバー(神奈川県藤沢市)の突堤のはずれに小さな灯台が立っている。

美しい白い灯台である。

この句が描くのも、どこかの海辺のそんな灯台だろう。

きらめく青い海原に向かって立つ春の女神のようでもある。

句集『東路』から。

 

―読売新聞平成31年3月23日 長谷川 櫂「四季」-

 

「ひろそ火」創刊100号記念祝賀会

祝賀会(木暮陶句郎主宰・左端)

 

日時 令和元年5月21日(火)

会場 群馬県高崎市・ホテルメトロポリタン高崎

木暮陶句郎主宰「ひろそ火」の創刊100号記念祝賀会が開催された。

陶句郎主宰は早くから「ホトトギス」の俊英として活躍。

群馬県の有志とともに、「ひろそ火」を2011年、群馬県伊香保市で創刊した。

 

〇開会の言葉  大宮白流

〇主宰挨拶   木暮陶句郎

〇来賓祝辞   稲畑廣太郎 高野ムツオ

〇乾杯     加古宗也

〇余興     フルート二重奏

〇来賓祝辞   大久保白村 中里麦外 水内慶太 佐怒賀正美 柴田多鶴子 行方克巳 筑紫磐井 大高 翔 各総合誌編集長

〇会員スピーチ

〇来賓紹介

〇100号記念俳句大会 結果発表

〇主宰への花束贈呈

〇閉会の言葉  水上一葉

 

陶句郎主宰は陶芸家としても活躍。

記念品には主宰自作の陶板、湯呑などが贈られた。

当日の主宰披露句

薫風の百筋つくる山上湖   陶句郎