新谷壯夫句集『翠嵐』が毎日新聞に掲載されました! 尺蠖に葉つぱの橋を架けてやる 新谷 壯夫 しゃくとりはシャクガの幼虫。 進むようすが指で尺を取っている(長さを測っている)ように見えるので、この名前がついたらしい。 枝にくっついているさまは枝そのもののよう。 句集「翠嵐」(俳句アトラス)から引いた今日の句、しゃくとりと遊んでいるが、しゃくとりはせっかくの葉の橋を食べてしまうかも。 しゃくとりは葉が好物だ。 ー坪内稔典「毎日新聞」~季語刻々(2025・5・5)-