句 集:『秋高し』(あきたかし)
著 者: 西岡 みきを(にしおか・みきお)
第一句集
【序 文】朝妻 力(「雲の峰」主宰)
犬連れて風と遊ぶ子秋高し
西岡みきをさんは徹頭徹尾「真摯」である。
対象を見つめるにつけても、詩情を探るにつけても、一貫して真摯さを失わない。
六十の手習いで始められた俳句が、ここに大きく実を結んだ感がある。
-序文・朝妻 力-
【収録句より】
風鈴を吊るし山風呼びにけり
夕空や一羽遅れて刺羽飛ぶ
代替りしても殿なり村芝居
春めくや青を違へて松と竹
餌やりて探す贔屓の目高かな
村塾をいまに鳴きつぐ法師蝉
母の忌や厨の蠅をそつと追ふ
次々と相手の代はる初電話
何時しかに蝉も仲間に山暮し
庭先に人ゐる気配西行忌
行く春の札所の辻に竹箒
朝寒や週に二回の賃仕事
ISBN978-4-909672-24-7 定価:2,500円(本体2,273円+税10%)
【著者略歴】
本名:西岡 幹夫
昭和11年1月3日 釜山府佐川町で生まれる
昭和17年4月 釜山第八公立国民学校(釜山府凡一町)入学
昭和19年4月 山口県熊毛郡周防国民学校に編入
昭和40年3月 山口大学医学部大学院修了
昭和57年4月 香川医科大学教授
平成13年3月 香川医科大学定年退官
平成13年4月 香川医科大学名誉教授、現在に至る
平成15年4月 愛媛労災病院院長
平成18年3月 定年退職
以降、地域の病院で消化器内科の診療に携わる他、高松大学生涯学習教育センター講師、さらにNHK文化センター高松講師を務め、現在に至る。
平成18年より、結社「雲の峰」(朝妻 力主宰)に入会する。
《現 在》「雲の峰」照葉集同人、公益社団法人俳人協会会員
香川県高松市在住
西岡みきをさんの句集
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