NEWS~「海」創刊35周年祝賀会

 

高橋悦男主宰(左)、日下野仁美副主宰

天城嶺に空も径なす蝉時雨  高橋悦男

(あまぎねに そらもみちなす せみしぐれ)

 

高橋悦男主宰「海」の創刊35周年祝賀会が、東京早稲田・リーガロイヤルホテル東京にて開催された。

悦男主宰は、野澤節子の「蘭」編集長を経て、40代で「海」を創刊。

以来、句作はもちろん、評論でも活躍、ユニークなところでは『俳句カタカナ語辞典』、つまり、カタカナ俳句ばかりを収録し分類した著作もある。

また、長く早稲田大学で教鞭をとり、現在は早稲田大学名誉教授である。

現在は、妻の日下野仁美さんが「海」副主宰、娘の日下野由季さんが編集長を務めている。

祝辞の中で、星野高士「玉藻」主宰が、「海」の運営体制を、

チームのよう

と評したが、「和を大切に」をモットーに、家族が一致団結して運営し、多くの会員が協力し、支え合っている感がある。

近年は由季編集長が山本健吉評論賞を受賞、仁美副主宰が指導句会のアンソロジー『花暦吟行集』(俳句アトラス刊)を刊行するなど、主宰だけでなく周囲の人々も着実に実績を上げ、注目されている。

当日は200名以上の来賓、会員が出席。

同人会長挨拶

主宰挨拶

のあと、

大串章「百鳥」主宰(俳人協会会長)

今瀬剛一「対岸」主宰

星野高士「玉藻」主宰

能村研三「沖」主宰(俳人協会理事長)

大牧広「港」主宰

落合水尾「浮野」主宰

の挨拶、

大高霧海「風の道」主宰

の乾杯、

来賓紹介

祝電披露

シャンソンライブ

主宰、副主宰への花束贈呈

副主宰謝辞

が行われた。村上鞆彦「南風」主宰を始め、由季編集長と同年代の若手俳人も多く参加していたのも印象的だった。

来賓に囲まれて

 

 

当日は『花暦吟行句会』(俳句アトラス刊)も出席者全員に配布された。

日下野仁美編著『花暦吟行集』

 

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