刊行句集~落合美佐子(「浮野」同人)句集『野菊晴』出来ました!

句集『野菊晴』

『野菊晴』(のぎくばれ)

著者:落合美佐子(おちあい・みさこ) 「浮野」編集同人 (第三句集)

 

母ふたり健やかに老い野菊晴   美佐子

 

八十歳を迎えた自分史。

句集『野菊晴』。

『花菜』『野みち』に続く第三句集である。

長く「浮野」の編集を担当し、「浮野」の発展に尽くしている。

いつでもそばに俳句のあった生活を、明るく伸びやかに諷詠。

平凡な中に“詩”を見い出し、見える俳句を親しく確立している。

帯文(落合水尾「浮野」主宰)より

 

【収録作品】より

春遅々と点滴の点つもりけり
滑り台落花の中にとび出せり
コスモスや歩いて己確かむる
初山河炎のいろの琴袋
傍らは空大きくて草いきれ
若布刈舟海の青さを女神とす
飛花落花隠れやうなき主峰あり
風の蝶切に癒えよと利根を越す
さくらんぼ枝ごと光ごと貰ふ
来てるはず花人として見てるはず
恋猫となることもなく人を恋ふ
佛頭にとどまる落花二三片

 

【著者略歴】
落合美佐子(おちあい・みさこ)

昭和13年3月  埼玉県加須市に生まれる
昭和32年  「水明」に入会
昭和39年  「水明」を退会
昭和52年  「浮野」創刊と共に同人、編集に参加
昭和56年   埼玉俳句賞受賞
昭和61年   第1句集『花菜』出版
昭和62年   埼玉文芸賞準賞受賞
平成7年    第2句集『野みち』出版
平成11年   自註現代俳句シリーズ九期⑮『落合美佐子集』出版

「浮野」編集同人 俳人協会会員 埼玉県俳句連盟常任理事

 

お求めは俳句アトラスまで

定価 2,500円(税込)

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